第3回 旅する老後研究所 老後に必要なお金は◯◯による!

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「老後に必要なお金は◯◯による」 

昨日は朝から、とあるカフェで、旅する老後研究所でした。

お集まりいただいたのは、男女7名。
好みのメニューを選んで、まずはのんびり自己紹介、あとはフリートーク!

「老後研究所」なので、もちろん介護や老後のお金の話も多いのですが、実は、様々な話題が飛び出します。

主催している私自身が、今の生きている現在から地続きで、そのまま老後にも繋がると考えているので、どの話題も大歓迎なのです!

そして、若い方が参加してくださるのも大歓迎。
なぜなら、老後に至る前に、若くして途中で死んでしまわない限り、老後は誰にも訪れるからです。

「今話題の新NISAをどうしようか?」
→老後資金にも繋がる

など、「今ここ」を大切にすることが、この先の老後に繋がっていると思います。

さて、今日出てきた一番大きな話題は、
「やっぱり老後に必要なお金ってぶっちゃけいくらかな!?」
という疑問でした。

様々な方の老後を見てきた私が、今現在思うのは、
「老後に必要なお金はひとによる」
です。ありきたりかもしれませんが。

なぜなら、その人が一ヶ月に使う支出が20万円なのか、50万円なのかで全然かわってきてしまいますし、一ヶ月の年金収入が7万円なのか、30万円なのかでも変わってくるからです。その他、労働からの収入や、投資の配当金などがあれば、また加算されますしね。

「でも、老後には『介護』にお金が必要になるでしょう?」
という意見も出ていました。
もちろん、その部分は膨らむでしょう。

現在、1割負担が原則の介護保険は、段階的に2割負担、3割負担の方もじわじわと増えているイメージです。これから数十年後は、介護保険を利用する人が多くなって、更に自己負担分が増えていく可能性が高いと言えるでしょう。

ただ、介護にお金が必要になる頃には、今現在私たちが「楽しみ」で使っている分のお金は徐々に使わなくなるでしょう。正確に言うと、残念ながら使うことが難しくなっていきます。何かというと以下の支出です。

・交際費(友人との外食など)衣服
・美容代(新しい洋服の購入など)
・旅行費用(高齢になってから明らかに遠方への旅行は減ります)
・趣味・娯楽費(趣味を楽しむ機会が減ります)

この部分がなくなって、介護や医療のお金が出ていくイメージです。
ちょっとというか、随分さみしいですが。

私の知っている高齢者さんで、この楽しみに使うお金が充実している人は、介護や医療に使うお金は少なくてすみますし、反対に、介護が必要になった方は、上記のお金を使うこと自体が難しくなってしまいます。

もちろん、急に入れ替わるのではなく、段階的にこの部分が入れ替わっていくイメージです。
つまり、超単純に考えると、

「今現在から、老後に必要なお金を計算したい!」
という方に必要なのは、以下の計算でしょう。

(年間生活費 ー 年間収入)✕ 30(65歳定年、95歳まで生きる想定)= 必要な老後費用

たとえば一度計算してみましょう。

「うちは長生きの家系で、私も100歳以上生きるかも!」
という方は、30を40にしたり変えてみてください。

毎月の生活費が20万円、年金や労働や配当金収入が15万円の人は単純に計算して、
(年間生活費 240万円ー年間収入 180万円)✕ 30=必要な老後費用1,800万円

なんと、政府が出した2,000万円に近い金額が出てきましたが、これはただの偶然です。
あなたにはあなたの必要金額があります。

一度、計算してみませんか?

そして、この計算をするためには、ある程度正確なあなたの年間生活費、ねんきん定期便などで、いくらの年金がもらえるのか、などをきっちり把握する必要があります。

マイナスの方のほうが多いことが予想されます。
年間生活費をいくらまでなら減額できるのか?
年間収入をどうやって増やすのか?

一度、長期的視点に立って考える機会にしていただけると幸いです。
ご参加いただいたみなさまに感謝です。

とっても楽しくて、2次会まで延長しましたが、まだ時間が足りないくらいでした。
同じ場所でシリーズ開催予定です!

ありがとうございました!

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